こんにちは。新宿区議会議員の渡辺やすしです。
現在、決算特別委員会が開催されており、日々、区長とスリリングな議論を重ねています。こちらの成果については追って報告しますが、まずは決算特別委員会前に開かれた議会での一般質問の成果を振り返ります。
先日こちらの記事でも明らかにしたように、私が公約に掲げた小中学校給食費の無償化は、新宿区をはじめ各自治体で進んでいますが、無償化によって給食の質が低下したという問題も報告されています。新宿区の学校運営課に取材したところ、新宿区の学校給食費一食あたりの単価の上げ幅は、今年23区中3位で、給食費の単価も23区中4位で平均を大きく上回り、上質な給食の質が担保されていることが確認されました。
私がこの問題をあえて、今回議会で取り上げたのは、今のように給食費の質が高いままでいく、という「言質」を教育長・区長から取るためです。以下、一般質問を振り返ります。
渡辺やすし「宿区では昨年度無償化する前の保護者負担給食費単価と比べて、今年度1食53円上げています。上げ幅として渋谷区の100円、千代田区の60円に続いて23区中3位です。一食当たりの単価も300円で、渋谷区の351円、港区の313円、台東区の305円に続き4位で、23区平均277.82円を大きく上回ります。物価高騰に関わらず1円も給食単価をあげていない区もある中で、給食費が無償化に税負担化した本年度に、保護者負担時の給食単価と比較して、大幅に給食費単価を上げたことは、子育て世代の負担減少との児童の心身の発達に不可欠な給食の質の担保を両立されていると評価します。
本年度、23区で比較しても大幅に給食費の単価を上げた背景と狙いをお聞かせください。また、今後も、食材費などがさらに高騰した場合も、給食費の無償化を前提として、今回同様に給食の質を担保するため、適切に給食単価を上げていくつもりはありますか?」
教育長「学校給食は、適切な栄養摂取による健康の保持増進や望ましい食習慣を養うなどの目的に加え、児童・生徒の学校生活を豊かにする大切な役割を果たすものであると認識しており、必要な食材料費を予算で確保しています。 今後の給食費の単価設定については、これまで同様、教育委員会が適切として定めた単価設定を基に予算を確保してまいります。」
区長「学校給食は、適切な栄養摂取による健康の保持増進や望ましい食習慣を養うなどの目的に加え、児童・生徒の学校生活を豊かにする大切な役割を果たすものであると認識しており、必要な食材料費を予算で確保しています。 今後の給食費の単価設定については、これまで同様、教育委員会が適切として定めた単価設定を基に予算を確保してまいります」
こちらの答弁を見ればわかるように、給食単価を決める教育委員会としても、給食の質を高く保たなくてはいけないという課題意識は私と共有しており、予算編成権を持つ区長も予算面で給食費の質を担保していく、と明言しました。これは、今後も今まで同意、新宿区で質の高い給食を、私立公立の区別なく無償で提供していく、という方針が示されたこと意味し、渡辺やすしの大きな成果です。
渡辺やすしは今後も注目政策の「その後」を丁寧にフォローし、実現した公約に内実が伴うよう、今後もしっかりと行政を監視し続けていきます!