こんにちは。
新宿区議会議員の渡辺やすしです。
新宿区の来年度予算の審議を前に、渡辺やすしの政策や問題意識と令和6年度新宿区予算が、どの程度合致に、また、合致していないのかを次々と明らかにしていきます。令和6年度新宿区予算は、一般会計の予算規模としては、前年度と比較して、150億円、8.9%増額で、過去最大の1845億円となりました。予算案の審議まで、渡辺やすしの「令和6年度新宿区予算案のここがスゴイ」「令和6年度新宿区予算案のここがダメ」について、わかりやすく解説していきます。
<第一弾はこちら>
本日は違法駐輪対策の予算に3376万7千円が新たに組み込まれたことを、肯定的な観点から解説します。
新宿区では、各地で違法駐輪が課題となっています。富久クロスコンフォートタワーの近くのヨークフーズの前の公開空地に、違法駐輪が常態化していて、ベビーカーか車いすで方向の障害となっていると住民相談が私もとにも寄せられ、解決に向けて、行政と交渉を重ねています。
こちらスーパーのヨークフーズに駐輪所が設置されているにも関わらず、駐輪所がわかりずらい&駐輪場への案内がないため、多くの自転車が公開空地に駐輪されているという問題があり、解決に向けて新宿と協議をするほか、区議会議員として公開空地の所有者である富久クロスに対して申し入れをおこなっています。
同様の問題は新宿区でも散見されています。そもそも新宿区では「新宿区自転車等の適正利用の推進及び自転車等駐輪場の整備に関する条例」に基づき、スーパーや百貨店など自転車の利用を発生させる商業施設などに対して駐輪場の附置が義務付けられています。しかし、義務付けられた駐輪所の台数を確保するために利用しずらい屋上に設置されていたり、小売店や飲食店では業態を問わず一律の基準となっているため実際の駐輪需要と乖離したりしている問題が発生しています。
この問題を解決するためにはわかりずらい場所に駐輪場がある場合は警備員や案内板の配置を義務付けて、駐輪場を実際に活用されるように転換されることが重要であると、渡辺やすしは考えます。
令和6年度新宿区の予算では、駐輪所を実際に活用させるため「新宿区自転車等の適正利用の推進及び自転車等駐輪場の整備に関する条例」の改正を視野にいれて、3376万7千円の予算をかけて、新宿駅や高田馬場周辺の実態調査を行うことになりました。調査対象は新宿駅や高田馬場駅だけですが、調査後、条例が改正されることになれば、調査地点に限らず、新宿区全域で警備員や案内板の配置を義務付けなど駐輪場を活用される施策が実現します。
違法駐輪の問題を新宿区と協議していた、渡辺やすしは、この附置義務自転車駐輪場の実態調査費用が令和6年度予算案に組み込まれたことを評価します。これからも渡辺やすしは住民相談いただいた地域課題を、具体的な予算に基づいた解決策へとつなげていきます!