高齢者偏重政治にNO!
20代から50代の現役世代が主役の新宿に!
新宿区で政治活動中の渡辺やすしです。
秋田県仙来市議会で、80歳を迎えた市民に5千円を支給している「敬老祝い金」を廃止する市提案の条例案をが反対多数で否決されたことが、話題を呼んでいます。仙来市では敬老祝い金を廃止して、子育て支援策の財源とする予定だったそうです。
新宿区でも、敬老祝い金は存在します。「ことぶき祝い金」という名前で、高齢者の方が一定の年齢を超えるごとに、現金支給が行われ、生涯最大7回、一回あたり最大3万円の給付が受けられるなど、仙来市よりずっと手厚く、令和4年ですと7800万円の予算が見込まれています。敬老祝い金は所得を問わず給付されるため、貧困高齢者層の支援にもなりませんし、福祉や医療といった政策目的にもあたりません。敬老の心は大事だと思いますが、一定の年齢を「お祝い」することを区民から集めた税金で行うことの合理性に大きな疑問を抱いています。
医療・介護・福祉といったカテゴリーに入らず、政策目的が不明な高齢者偏重の住民サービスはほかにもあります。60歳以上の高齢者の所得制限なしで年間最大48回の銭湯代をタダにする「ふれあい入浴」という施策に2億1千万円の予算が投入されています。確かに、燃料の高騰で多くの銭湯が苦境に陥っている以上、銭湯を経済的に支援する必要性は感じます。しかし、銭湯サウナブームで多くの若者も銭湯のすばらしさを知る中で、高齢者にだけ銭湯代を支援する合理性は全くないと考えています。ほかにも、芸能人を呼ぶ敬老イベントに2000万円の予算が投入されています。
渡辺やすしは、新宿区の高齢者偏重予算を象徴する【敬老祝い金:7800万円】【ふれあい入浴:2億1700万】【敬老イベント:2000万円】の廃止を主張し、財源として浮いた3億円を、新宿区にうまれる新生児2500人に12万円の現金支給を行い、出産費用の無償化にあてることを主張します。税源を示すことで出産費用の無償化施策に現実性を持たせるだけでなく、少子化という国難を直面している日本に「高齢者偏重予算から子育て支援に」というムーブメントと一助にもなりたいと考えています。
政治や選挙は「限られた予算(税金)の使い道を決める」ためのものです。ですから、「限られた予算を、どの目的のために新たに使うのか、また、どの目的のため使われている今までの予算をやめるか」を決めるのが区議会議員選挙の目的の一つであると考えております。「総花的に財源も示さず「あの政策も、この政策もやる。見直す政策については言及しない」というよくある地方議員の「政策案」は、限られた税金の使い道について議論できないという意味で無責任で無意味だと思います。渡辺やすしは、新たに実現する政策、廃止する政策を同時に掲げ、さまざまな立候補者の方々と新宿区の税金に使い道について議論を喚起したいと考えています。