高齢者偏重政治にNO!
20代から50代の現役世代が主役の新宿に!
新宿区で政治活動中の渡辺やすしです。
現在、新宿区では、2023年4月23日に投開票される新宿区議会議員選挙にむけて、私だけでなく、さまざまな候補者が政治活動中です。
しかし、4年前の2019年におこなわれた新宿区議会議員選挙はどのようなものだったのでしょうか?新宿区のホームページでは2019年の新宿区議会議員選挙の「選挙の記録」を誰でも閲覧することができます。こちらを読み込むと、新宿区で高齢者偏重政治がおこなわれている理由が、明らかになります。
https://www.city.shinjuku.lg.jp/content/000273157.pdf
まず、新宿区議会議員選挙投票率は37.93%。2021年に行われた衆議院選挙の55.93%に比べても、低い数字です。
ですが、ポイントはここに公開されている、世代別の得票率と世代別有権者数なのです。自治体の選挙の世代別の投票率は、国政選挙と異なり、テレビや新聞で報道されることはまずありません。新宿区に住む方々も、新宿区議会議員選挙の世代別投票率や世代別有権者数を知っている方は少ないのではないでしょうか。をの資料を読み込むことでしか、新宿区の世代別得票率と有権者数はわからないため、大変貴重な情報だと思います。
<2019年 新宿区議会議員選挙 世代別投票率と投票者数(投票日の有権者数)>
(投票率は小数点以下、投票者数は100人以下を四捨五入)
10代 34% 1200人(3500人)
20代 18% 7000人(38000人)
30代 27% 14000人(51000人)
40代 36% 18000人(50000人)
50代 43% 17000人(39000人)
60代 52% 15000人(30000人)
70代 58% 17000人(29000人)
80代以上 47% 10000人(21000人)
<参考:2021年 衆議院議員選挙 総務省抽出調査による>
10代 43.%
20代 37%
30代 47%
40代 56%
50代 63%
60代 71%
70代以上 62%
この数字から何が言えるでしょうか?
<2019年の新宿区議会議員選挙の世代別投票率は、衆議院選挙と比較しても、20代から40代の投票率(27.8%)が、60代以上の投票率(52.9%)と比べて特に落ち込んでいる。その結果、20代から40代の有権者総数は60代以上よりずっと多いのに、投票総数では60代以上に逆転されている>
以上のことが導き出されるのではないでしょうか。私は今までの記事でも、新宿区の高齢者偏重予算の問題を指摘してきました。ですが、投票総数の中に43%の高齢者の方々の票をしめていることは、この数字を見れば、区議会議員にも区長にも一目でわかりますから、人口に占める割合よりも過剰に、高齢者の声を予算に反映しようとするのは、無理からぬことでしょう。
街頭でも、若い方々から、「新宿区は高齢者が多いので、若い人が投票に行っても何もかわらない」という声は聞きました。日本全体の人口動態を見れば、それは一理あるかもしれません。しかし、新宿区の有権者数をみると、それは間違っていることが一目でわかります。20代・30代・40代が全体の有権者数に占める割合は、53%! なんと過半数を超えています。しかも、20代の有権者の数は38322人は、60代の有権者の数29984人よりずっと多いです。ですが、特に20代の投票率が18%と低いため、20代から40代をあわせても40%の投票占有率で、60才以上の高齢者の投票占有率43%により低い数字になっています。
これは、あまり知られていない新宿区の特徴なのですが、実は、新宿区は日本全体と比べ、特に20代・30代が住んでいる割合が飛びぬけて高い、人口分布的に「若い世代が多数派」の基礎自治体なのです。
税金の使い道は、住んでいる世代の人口分布にあわせて、分配するのが、公正であると私は考えています。それを阻んでいるのは、若い世代の投票率が低いことで、高齢者層が人口分布以上の影響力を持ってしまっていることです。繰り返しますが、20代から40代は新宿区の有権者の過半数を占めています。特に、投票率は低いですが、有権者の数としては多数派である、20代・30代が投票に行くだけで、必ず、新宿区の税金の使い道は、「高齢者偏重の予算から、現役世代の声を反映した世代間バランスの良い予算」へと変わっていきます。
確かに、国政選挙では、若い世代の総数が高齢者の総数より少ないため、選挙にいっても若者の声が届かないということはあるかもしれません。しかし、人口分布が若い、ここ新宿区では、若い世代の投票数が増加するとすぐに選挙結果が大幅に変わり、すぐに声が届きます。これは数字に裏打ちされた、動きようのない真実です。
現役世代が主役の新宿を目指して、渡辺やすしはこれからも訴え続けます。