議会活動

新宿区ベビーシッター助成が改善へ!渡辺やすしは一般質問で区長に迫りました!

こんにちは。新宿区議会議員の渡辺やすしです。

新宿区議会第三回定例会の一般質問の成果について、引き続きご報告します。

前回の記事では、2テーマある一般質問の一つ目である「ワーカーズコープ職員数水増し請求事件」についての、全国紙で報道されるほどの大きな成果についてご報告しました。

 
 本日はもう一つのテーマであるベビーシッター助成に関する成果についてご報告します。

 新宿区では今年4月から「新宿区ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)」をスタートさせました。0歳から6歳の保護者に対し、所得制限や理由を問わず、24時間365日ベビーシッター費用を助成する制度で、児童一人当たり年間144時間まで利用可能です。日中は1時間2500円、夜間は3500円の助成金が支払われるため、年間で最大50万円以上の助成金を受け取れます。

 この制度について、私がTwitterで紹介したところ、1000ファボ&関連ツイートあわせて100万表示と「バズ」を呼び、Yahoo!ニュースにも掲載され、「神制度」「新宿区は子育てに力を入れている」という好意的な反応を多数得ました。

 少子化対策としてもさらに推進すべき政策であると考えますが、改善の余地も残されています。約50人の利用者と利用を控えた区民に対して、私が独自で行ったインタビュー調査をもとに、3点の改善提案を区長に対して提案しました。

Q1「現在は母子健康手帳配布時に、制度案内の紙を渡されていますが、今年4月から配布が始まったため、現在0歳から6歳の児童の保護者が母子健康手帳をもらいに来た段階では広報が行われていませんでした。広報誌やHPで告知されていることは承知していますが、私のTwitterで初めて知ったという声を多数寄せられました。制度周知が不十分であると考えます。そこで、乳幼児の1歳半健診、3歳健診のときに制度案内を配布されるのはいかがでしょうか?」

A1「保健センターで実施している乳幼児の3・4か月児健診、1歳6か月児歯科健診及び3歳児健診については、これまでもチラシを配架しておりましたが、より手に取っていただけるよう工夫してまいります」

Q2「新宿区の別の育児支援である「産前産後支援事業」と重なる点も多く、ベビーシッター助成制度とあわせて利用する保護者も多いです。しかし、2つの制度は全く申請方法が異なり、申請手続きの煩雑さが子育てに忙しい保護者の大きな負担となっています。そこで、現在のべビーシッター助成制度に、0歳児に対しては新宿区の独自施策として40時間の産後ドゥーラ機能を追加するなどして、2つの制度を一本化するのはいかがでしょうか?また申し込み手続きをすべてネットで完結させる方法を検討されませんか?」

A2「産前産後支援事業では育児支援と炊事や洗濯などの家事支援を行います。一方、ベビーシッター利用支援事業では子どもの一時的な預かりを行います。このように、サービスの内容も違うため、制度の一本化については考えていません。ベビーシッター利用支援事業の助成申請については、利用者の利便性向上のため、東京電子自治体共同運営電子申請サービスを活用し、申請手続をインターネットで完結できるよう検討していきます。」

Q3「現在、0歳から6歳に対象児童が複数いる場合は、その数だけのベビーシッターを手配しなくてはなりません。複数のベビーシッターの予約が取れず、利用を断念したという声も多数聞きました。国の制度ではありますが、「こども家庭庁ベビーシッター券」制度では、一人のシッターが複数の子どもの見守りをすることが可能です。ベビーシッター制度のスキームを作った東京都に対して、同様に一人のシッターが複数の子どもの見守りをできるように要望される予定はありますか?」

A3「ベビーシッター利用支援事業では、利用対象となる子ども1人に対しベビーシッター1人を配置する必要があります。この要件の緩和については、これまでも区民から区に要望が寄せられており、その要望については東京都に伝えているところです。」

 複数の子育て支援メニューをユーザーの利便性のために産前産後支援との一本化することはかないませんでしたが、①母子健康手帳配布時に制度が始まっていなかった現在の0歳児から6歳児への広報、②ネット申請で完結させる③予約を取れやすいようにするため、複数の子どもを一人のシッターが見れるようにするシステムへの改善、への前向きな検討を勝ち取りました。

 今回の議会では追及型質問である「ワーカーズコープ職員数水増し事件」、提案型質問である「ベビーシッター助成改善提案」で、目に見える成果をあげることができました。

 渡辺やすしは、二元代表制である地方議会において、本質的に「首長与党」も「首長野党」も存在しないと考えます。これからも、一般質問では追及型と提案型を組み合わせ、しっかりと目に見える成果をあげていきます!

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