こんにちは。新宿区議会議員の渡辺やすしです。
昨日、7月21日、新宿区の一部の学童クラブの保護者に以下の文章が配布されました。
具体的には、北山学童クラブ、細工町学童クラブ、早稲田南町学童クラブ、榎木町学童クラブ、富久小学校内学童クラブ(および放課後子どもひろば)、落合第四小学校学童クラブ(および放課後子どもひろば)の業務において、新宿区から学童クラブ等の児童指導業務等委託契約を結んでいる指定管理業者である労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団が、職員の配置に関して虚偽の報告を新宿区に対して行っていたことを発覚しました。これを受けて、新宿区では来年度以降の学童クラブ等の児童指導業務等委託契約を結ばないことと、指定管理業者を取り消しを検討しています。
学童クラブを担当する新宿区子ども家庭支援課によると、ワーカーズは指定管理する6つの学童クラブ(および子どもひろば)において、区との契約に定められた児童と職員数の割合を満たすため、実際は学童クラブに勤務していない別の職員を勤務しているかのように虚偽の申請を行っていたことを認め、契約解除の申し入れがされているということです。これを受けて、新たに学童クラブの運営を引き継ぐ業者を新たに募集し、選定が終了次第、ワーカーズの指定管理を取り消す方向で動いています。指定管理者が取り消し処分を受ければ新宿区では初となります。法律で定められた基準を下回る職員の配置がなされたわけではありませんが、新宿区との職員配置状況に関する契約と異なる人員を配置していることが問題とされています。即座に取り消しとしないのは、引き継ぎ業者がない状態で、児童館や学童クラブの運営事業者がいなくなると、利用者である児童や保護者が困った事態になるからです。
区では、本年度だけではなく過去の記録をさかのぼり、ワーカーズによる不正な虚偽報告がなかったを調査していくということでです。また、先だって、7月13日には、ワーカーズに対して、9か月間入札指名停止することが、公示されています。
ワーカーズは他の自治体でも指定管理者であるため同様の不正を働いている可能性があることや、ワーカーズが一定の社会的制裁を受ける必要があることから、渡辺やすしは、子ども家庭支援課に対して、この件について一刻も早くマスコミ各社に対してリリースを出すべきだと主張しました。ですが、現段階ではリリースが出す予定がなく、また本日関係者である保護者にもすでに周知されているということに鑑み、この情報の公共性の観点から、この事実をこの記事において公にすることを決意しました。ワーカーズコープは幹部職員が過重労働によって亡くなったことが労災認定されていたことが今年4月24日に明らかになるなど、様々なこの問題が明らかになっています。私が所属する文教子ども家庭委員会で9月に審議されますので、そもそもワーカーズを指定管理者にしてことが適切だったのかなどを引き続き追及していきます。