選挙こぼれ話

「選挙活動」への努力が、政治家と民主主義を成長させる。過度な選挙活動&政治活動の規制にNO!

高齢者偏重政治にNO!

20代から50代の現役世代が主役の新宿に!

新宿区で政治活動中の渡辺やすしです。

「24時間選挙のことを考え、実行できる女性少ない」という、日本維新の会・馬場伸幸代表の発言が注目を集めています。https://www.asahi.com/articles/ASR3X6X62R3XUTFK01P.html

 確かに、常に選挙のことを考えることができないのを「女性」という性別に限定することに、私は問題意識を抱ていています。家事や子育てなどの、選挙以外の業務を当然に女性が担うべきであるという意識が透けて見えるからです。

 ですが、この発言を契機として、そもそも24時間没頭しなければ当選しないような日本の選挙制度は、女性・男性にとって「過酷すぎる」という問題提起もさまざまな方から問題提起されるようになりました。例えば、選挙期間外も、政治活動として事実上、半年にわたり毎朝毎夕駅に立って街頭演説をしてビラを配る活動、選挙期間中は朝8時から夜8時までフルで演説し続けなくてはいけないこと、が「過酷」である種の「マッチョイムズ」であり、さまざまな「普通の人々」への立候補への参入障壁を上げているのではないか、いう指摘です。

 具体的には、中央区区議会議員選挙の立候補予定のほづみゆうきさんがnoteに投稿されています。https://note.com/yukihoz/n/n920a6ff715e7

 

 渡辺やすしは、朝晩街頭に立つ人々が有利という、現在の選挙制度は相対的に「マシ」なものであるという立場を取ります。理由としては、公職選挙法などを改正して、選挙活動期間以外に、駅に毎日立つのを禁止せたら、もともと知名度勝負ある人間か、後援会票だけで受かる二世議員、宗教や労働組合の組織推薦候補しか当選しないと考えるからです。

 私は政治活動を開始して2か月。ほど毎日2時間ずつ朝昼晩とスーパーや駅に立って、一人で演説をしながらビラを配りました。それで配りきれたビラは計1万枚。1人で1日で最大配布できるビラは200枚が限界でした。

 選挙期間中に配布できる政策ビラの定枚数は4000枚です。ボランティアの友人が10人くらい来てくれる予定ですが皆さまお仕事があるので、フルタイムでビラを配れることは不可能です。政党などの多くの組織的な支援もないので、ボランティアの方々のおかげで仮に倍の400枚を配ったとしても2800枚の配布です。新宿区議会選挙は有権者20万人、当選ラインが1500票ですから、これでは当選云々の前に、渡辺やすしの政策を周知させることは不可能です。(中にはビラを1日で1000枚配れるようなビラ配りの達人の候補者の方もいらっしゃいますが、それも一部の限られた才能だと思います)

 知名度と組織がない新人が政策周知をしようと思ったら、どうしても「長さ」が必要であると考えています。

 また、当選落選に関わらず、さまざまな候補者の政策が周知されること自体が、民主主義にとって大きな意義があります。例えば、「高齢者偏重政治にNO」という私の主張に反発をして、私を落選させるために高齢者を大事にする候補者に入れなければいけないと有権者の方が考えることも、民主主義にとっては大事なことです。

 さらに、得票や政策周知とは別に、街頭で立ち続けることの意味を、政治活動する中で実感しました。ビラをお渡してお話するなかで、政策に対する好意的な反応もあったし、建設的な反論もあれば、酔っぱらいに暴言をはかれたこともありました。ただ、その全ての「対話」が私を大きく成長させている実感があるのも事実です。異なる意見に触れることで、人は自分の政策や人柄の問題を見つけなおし、改善案を考えるようになります。自分の支持者だけに向けたネット選挙専従では、異論に触れる機会は減り、このような政治家としての成長はなかったと思います。

 政治家に立候補しやすい環境を整えることは大事ですが、政治活動の制限や選挙期間の制限など、公職選挙法を改正することで「楽」に当選できるようにすることは、現職、有名人、組織候補、二世などしか当選できない状況を作り出し、結果として、多様な民意が反映できない議会を作り出すのではないでしょうか。さらに、選挙の過酷さを強調してそのこと自体を悪とする風潮が広がることにも疑問があります。選挙に勝つために駅に立つだけでなく、自治体の施策を調べて、他と比較したり、統計分析したり、という政策研究も政治家の責務ですし、大変な労力がかかります。そもそも政治家は誰かに言われてなるものではなく、自らが望んでなるものですし、有権者を代表する権力者としての側面もありますから、ある程度の「努力」や「過酷さ」自体が要求されることは当然であると考えています。

 日々、街に出て、演説をしてビラを配り続ける渡辺やすしの挑戦を応援していただけますと幸甚です。

 

 

 

 

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