議会活動

新宿区長が事故が急増している電動キックボードへの区としての課題意識を渡辺やすしの議会質問で明言!新宿区での事故発生件数の開示を警察に求めるなど、対策に向けて前進‼

こんにちは。

新宿区議会議員の渡辺やすしです。

本日は令和6年第4回定例会の成果についてご報告します。

先日の定例会では、人身事故発生件数で新宿区が都内ワースト2位となった、電動キックボード規制について質問しました。

 電動キックボードの急増する人身事故や交通違反については、大手シェアリング事業者「Luup」社もルール違反者に対する厳罰化を明言するなど、社会問題となっています。

 https://news.yahoo.co.jp/articles/35391c67ada0de3c9b81e15b478073ff40e8c091

 一般質問では、私は都議会議員のさんのへあや氏と連携し、警視庁に対して調査し、令和6年の人身事故発生件数で、新宿区が都内ワースト2位であることが判明したのを受けて、新宿区の課題意識を確認すると同時に、新たな対策を求めました。以下、質問と区長答弁を抜粋します。

渡辺やすし「令和6年の人身事故発生件数が都内自治体でワースト2位になるなど、新宿区で電動キックボード事故が多発していることに対し、課題意識をお持ちですか?特に飲酒運転による事故が多発していることを受けて、歓楽街を抱える新宿区独自の対策の必要性を認識していますか?また、新宿区として正しく電動キックボード事故の現状を把握するため、警視庁に対して月ごとの新宿区内での人身事故発生件数や、交通違反摘発数のデータの開示を求めるつもりはありますか?」

吉住健一新宿区長「ご指摘のとおり、令和5年7月1日に施行された改正道路交通法により、いわゆる電動キックボードのうち一定の基準を満たすものについては、特定小型原動機付自転車に位置付けられました。法改正により運転免許が不要になったほか、区内でもシェアリング事業者によるポート数の拡大が進んでおり、多くの方が気軽に乗れる環境が整備されてきました。それに伴い、電動キックボードによる交通違反の摘発件数や事故件数が区内で増加しており、区としても課題として認識しています
 区は、これまでも警察と連携して、電動キックボードを含めた様々なモビリティに対する安全活動に取り組んできました。現在も区内4警察署からは、必要に応じて交通事故に関する情報提供を受けており、連携して安全対策を講じていますが、今後は電動キックボードに関する事故件数等についても、データの提供を求めてまいります

渡辺やすし「現在、新宿区HPには電動キックボードのルール示した啓発用チラシのPDFが掲載されていますが、新宿区での事故多発を受け、新宿区における事故多発の現状のほか、人身事故のうち飲酒運転の割合が高いが飲酒運転は禁止されていること、すべての電動キックボードが運転免許不要ではないことなど、現状に即した注意書きを区独自で掲載し、区民に注意を呼び掛けるお考えはありますか?」

吉住区長「電動キックボードのシェアリング事業者に対して、交通ルール遵守の徹底を図るよう要請しています。また、個人所有者を含めた利用者に対しても、シェアリング事業者や警察と連携したイベントの実施や街頭活動等を通じて、交通ルールの周知・啓発に取り組んでいます。これらの取組に加えて、今後は、区内で発生する交通違反の傾向に応じて効果的な啓発ができるよう、区ホームページの内容の充実を図ってまいります

渡辺やすし「事業者に対し、電動キックボードとあわせてヘルメットを貸し出すよう要請するほか、飲酒運転が法律違反であることをわかりやすく明示した看板などを貸し出しポートに設置するよう申し入れをするのはいかがでしょうか?」

吉住区長「シェアリング事業者に対しては、これまでにもヘルメットの着用や飲酒運転などの交通ルールに関する取組を要請しており、利用者向けのアプリや利用ガイド等で啓発が行われてきました。今後はアプリを通じて定期的に交通ルールを利用者が確認できるよう、さらなる安全対策に向けた取組について事業者に働きかけてまいります。ヘルメットの貸出については、衛生上の不安や盗難対策など様々な課題があるものと聞いていますが、引き続き着用につながる対策を講じるよう、要請してまいります

渡辺やすし「新宿区として、国に対し、ヘルメットの義務付けや飲酒運転の罰則強化などの法改正や規制強化を求めていく考えはありますか?また、条例など区独自の規制についても検討されませんか?」

吉住区長「区民や利用者のさらなる安全対策に向けて、特別区自転車対策主管課長会から警視庁に対し、電動キックボードの利用ルールやマナー向上の啓発及び取締まりの強化の要望を昨年12月に行ったところです。このため、ヘルメット着用の義務付けや罰則の強化について国に対して要望する考えや、区として独自に検討する予定はありませんが、引き続き特別区自転車対策主管課長会を通じてさらなる安全対策に向けて情報共有を図ってまいります」

 新宿区として、課題意識を確認できたほか、警察署への新宿区事故発生件数のデータ提供、HPのさらなる充実、ヘルメット着用対策の事業者への要請など、一定の前向きな答弁を引き出すことができました。条例などによる新宿区独自の規制については約束させることができませんでしたが、今後も渡辺やすしは、さんのへあや都議をはじめさまざまな自治体議員と超党派で連携し、電動キックボードによる事故から新宿区民を守る取組を進めて参ります!

新宿区立児童館指定管理者の不適切な会計管理の実態が、渡辺やすしの公文書公開請求で明らかに!11月29日の議会一般質問で区長に糺します‼前のページ

関連記事

ピックアップ記事

  1. 新宿区の住民サービスはあまりにも高齢者偏重です。

最近の記事

PAGE TOP