こんにちは。
新宿区議会議員の渡辺やすしです。
夏は地方議員が、各地で神輿を担いだり、盆踊りをおどったり、夏祭りで焼きそばを焼いたりする季節です。渡辺やすしも自分が所属している西富久町会の水かけ祭りで、御神輿を担ぎました。
私が所属する西富久町会は、住民のほぼすべてはマンション住人という全国的に見ても異色の町内会です。
「スーパーの屋上」に、戸建て住宅が立ち並ぶ!? 都心の超一等地…実は奇跡の再開発
https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/omoshiro/202203/0015153124.shtml
こちらの記事にあるように、西富久町は一戸建てに住んでいた地権者の方がアイデアを出しあい、大規模タワーマンションを再開発に協力し、スーパーの上にある人工地盤上の低層戸建、中層の賃貸集合住宅、55階建超高層マンションが同じ敷地内に並ぶ開発が実現された先進的な地域です。従来、西富久町に暮らしていた方は人工地盤上の低層戸建などで地域コミュニティーを維持する一方で、高層マンションには他地域から多くの住民が引っ越してきているという現象が起こっています。この再開発により近隣の富久小学校の生徒数も、5倍以上に増加し、活性した地域となりました。
西富久町会は、再開発前にこの地域で暮らしていた地域コミュニティーを維持する一方で、高層マンションの下でお祭りなどを開催し、高層マンションに引っ越してきた人々も町会へ呼び込み、従来の住民と新しく引っ越してきた住民の架け橋になることを目指している、先進的な活動を行っています。実際、町会長などの役員も再開発前から暮らしていた住民だけでなく、高層マンションに他地域から引っ越してきた住民とで構成されています。
今回の西富久町のお祭りも、町内会の人々だけでなく、開発前から地域同士の交流があった近隣の町内会から応援きている人、町内会には入っていないけど、神輿の担ぎ手募集のチラシを見て募集してきタワーマンションの人など、西富久町のお店で働く人々など、さまざまな西富久町にゆかりのある人が一堂に会しました。
西富久町のお祭りは、通称「水かけ祭り」と言われ、神輿を担ぎ手に、近隣の商店やスーパーやマンション管理組合が提供した水をかけるという伝統があります。ひしゃくで水をかける程度かと思っていたら、バケツ一杯の水か次から次へとかけられ、全身ずぶぬれになって、携帯電話が水没するほどの大量の水でした。猛暑の中行われるので、涼しさを感じ心地よかったですし、大の大人が見ず知らずの人と水をかけあうのは、童心にかえって大変楽しかったです。神輿の道中では、スーパーやマンション管理組合や飲食店から、お酒や飲食物の提供ななされ、休息がてら昼酒を楽しみながら、ずぶ濡れの大人同士が雑談に興じるのもなんとも言えない魅力があります。
まさに、この水かけ祭りが、西富久町内会が理念として掲げた「従来の住民と新しく引っ越してきた住民の架け橋」として機能しているなと実感しました。
この水かけ祭りは毎年行われています。担ぎ手がまだまだ足りないので、ご興味のある方は町内会に入っていなくても担ぎ手としてこのお祭りを楽しむことができます。来年もお祭り前に、お知らせしますので、ぜひ、来年は渡辺やすしと一緒にずぶ濡れになりながら、神輿を担ぎましょう!