議会活動

保育園のシーツ等の持ち帰りが保護者の過剰な負担になっている問題に、渡辺やすしは立ち向かいます!

こんにちは。

新宿区議会議員の渡辺やすしです。

本日は、公式LINEに寄せられた住民相談により明らかになった、保育園のシーツなどの持ち帰りにおける保護者の過剰負担について、わかりやすく解説します。

 新宿区の区立保育園では現在、児童が保育園で使用したシーツ等を週の終わりの金曜日に迎えに来た保護者が持ち帰り、それを週末に洗濯し、週明けに再び児童を保育園に送る際に持ってくるという運用がされています。

 ある区立保育園の場合、金曜日に保護者は、毎日登園時に持参している肌着、Tシャツ、ズボンなどの着替えが入った通常のバックに加え、敷布団用シーツ、敷布団用タオルシーツ、オネショ対策の防水シーツ、掛ふとんとして使用するタオルケット、上履きバッグと上履き、外履きバッグと外履き、さらに夏はプールバック、冬は散歩用コートを持ち帰らなくてはいけません。

 

 

すべてを一度に持ち帰った場合、この写真のように大変大きな荷物となります。これは、保護者及び児童の安全性、幸福度、という2つの点から問題です。

 安全性の面では、徒歩登園の場合、児童の手を引きながら大きな荷物を持つことが困難なため、児童の手を離さなければいけない状況が発生しますし、自転車登園の場合、児童を前後にかごに乗せる自転車には前かごが設置されていないことが多いので、児童が乗る後ろかごに、手さげ鞄をつけるしかないため、自転車の走行に危険が伴います。

 幸福度の面では、休息や子どもとの時間に使いたいはずの週末に、大量の洗濯を行わなければならないということが多くの保護者にとって心理的な負担となります。

 これらの問題は、同じの保育園に2人、3人の子どもを通わせる多子世帯の保護者の場合は、持ち帰る荷物も、2倍、3倍と増えるため、さらに深刻です。

 かつて、新宿区をはじめ、全国的に、保育園で児童が使用したおむつは保護者が持ち帰らなくてはならず、保護者の大きな負担となっていました。しかし、昨年9月に「保育園からおむつの持ち帰りをなくす会」が厚生労働省に要望を出したことを受けて、今年1月に「使用済おむつの園処分を推奨する」通達が出されたという経緯があります。いまだ課題として全国に残されている保育園のシーツ等の持ち帰り問題については、新宿区が先駆けて解決策を示し、国の保育行政の模範なることを、多くの新宿区民は望んでいると考えます。

 渡辺やすしは、シーツ等持ち帰りの負担解消に向けては、まず、区立保育園ごとにばらばらである寝具の運用を、保護者が自宅に持ち帰る洗濯物を少なくする方向で統一することが早急に必要であると考えます。仮に、すぐに統一ができない場合は、区立保育園ごとのシーツ等の運用についてHPで明らかにし、保護者が保育園を選ぶ際の選択肢として提示しなくてはいけません。

 さらに、今年6月から新宿区の区立保育園でスタートし、多くの保護者から好評を得ている「おむつのサブスク」を、シーツ等の洗濯物に対しても発展させていくことが抜本的な解決につながると考えます。具体的には、保護者が一定の料金を支払えば、クリーニング業者が一括してシーツ等を保育園から回収して、洗濯し、再び保育園に納品するという「シーツのサブスク」を全国に先駆けてスタートさせるわけです。物価高騰により、オムツやクリーニング代金が保護者の負担となっている現状もあります。第四回定例会では、区長より高齢者へのおむつ代補助の増額が提案されました。世代間格差を拡大させないことにも、物価高騰に苦しむ子育て世代にも同様の補助が必要であると考えます。「シーツのサブスク」においては、すでに行われている「おむつのサブスク」とあわせて、新宿区による物価高騰対策として、無償化や一定の金額の補助も求めます.

 11月29日より新宿区議会第4回定例会が開催されます。渡辺やすしは11月30日の午前中に一般質問に登壇しますが、その際は、この「保育園のシーツなどの持ち帰りにおける保護者の過剰負担」についても、区長に糺します。インターネット中継もされているので、ぜひ、ご覧ください!

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