基本政策

「高齢者偏重政治にNO!」というキャッチフレーズに渡辺やすしが込めた思いとは⁉

「高齢者偏重政治にNO!20代から50代の現役世代が主役に」というフレーズ。成田悠輔氏の発言と結び付けて、街頭演説中質問をいただきました。その場で回答をしましたが、ホームページでも回答します。

 そもそも、私の政策テーマは、「高齢者偏重の新宿区の予算配分の是正」です。政治や選挙は「限られた予算(税金)の使い道を決める」ことが第一だと考えています。ですから、「限られた予算を、どの目的のために新たに使うのか、また、どの目的のため使われている今までの予算をやめるか」を決めるのが区議会議員選挙の目的の一つであると考えております。

 新宿区の税金の使い道を決めるのは、第一には区長(首長)選挙ですが、二元代表制である区議会議員を選ぶ選挙においても、区議会議員が予算案の審議を行う以上、「税金の使い道にて議論する」ことは避けてはいけないと考えています。「税金の使い道について議論する」のが選挙のあり方だと考えていますから、総花的に財源も示さず「あの政策も、この政策もやる。見直す政策については言及しない」というよくある地方議員の「政策案」は、限られた税金の使い道について議論できないという意味で無責任で無意味だと思います。確かに、予算はそもそも限られたものではない、プライマリーバランスを考えなくてもいい、あるいは、増税を恐れてはいけない、という政治的な立場や学問的な議論があることは承知しておりますが、渡辺やすしの政治活動においては、この考え方は支持しませんし、前提としません。

 限られた予算をどの世代に対し、どの目的に対し、よりたくさん使うのか、という論点に対して、私は「高齢者から20代から50代の働く世代・子育て世代に使う」べきだと旗印を明確にし、その上、各種の政策提案&既存政策の見直しを主張しています。具体的には、現状執行されている「60歳以上の元気な高齢者が年間48回銭湯に入るお金の補助(2億1千万)」と「敬老祝い金という現金給付(7千万)」の予算を、中止して財源にして、「新宿区独自の出産一時金を創設して、出産費用を無償化すべし」と主張しているわけです。

 「高齢者は自決せよ」発言は、限られた予算の使い道を決める議論としては全く無効であると考えています。倫理的にアウトなだけではなく、現行の法体系の下で、実現が不可能だからです。税金の使い道を真面目な話をしているときに、そのような戯言を侵入を許してはいけません。一方で、私が主張する限られた新宿区の税金を「元気な高齢者のための銭湯代から現役世代の出産一時金に回す」という政策案は、予算の使い道に関する提案であり、有権者の方の賛否は別として、提案さえも非倫理的な「高齢者ヘイト」とは全く異なるものであるという認識です。

 無責任に「全世代に向けて、どの政策もやります!」政策集のほうが、選挙上ウケはいいかもしれませんが、選挙という新宿区の予算の使い道を区民が決める貴重な場において、そのような態度をとることは不真面目だと思うので、「高齢者偏重政治にNO!20代から50代の現役世代が主役に」の旗印は変えません。

 街頭でも、Twitter上でも、「高齢者偏重政治にNO!20代から50代の現役世代が主役に」という私の政策テーマに反論や疑問がある方はどんどん意見をぶつけていただきたいです。それによって議論が深まれば、選挙の結果とはまた別に、私が政治活動を始めた意義があると考えています。

 街頭演説中「高齢者偏重政治にNO!20代から50代の現役世代が主役に」という私の政策テーマに疑問を感じた方と対話しましたが、時間不足だったため、先ほどまで30分程度、電話でお話いたしました。「政治的に応援はしないけど、立場は理解した」とおっしゃていただいて、有難いことでした。選挙活動、政治活動とは、当選を目的とした効率のいいマーケティング&宣伝活動ではありません。異論を持つ方としっかり対話して、議論を深める。何より、それが新宿区の草の根の民主主義にとって大事なことであると確信しております。

 

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