こんにちは。新宿区議会議員の渡辺やすしです。
先日、閉会した新宿区議会予算特別委員会における約20分野の渡辺やすしの質疑とその成果を、順次ご報告します。
本日は、令和6年より無償化した小中学校の学校給食の質をさらに高めるべきと主張した渡辺やすしの質疑とその成果を振り返ります。1年間限定ですが、動画が区議会HPにUPされていますので、ぜひご確認ください。
新宿区の学校給食費は、令和6年度からは無償化されました。給食費の無償化は私の選挙公約でもあったため、無償化前は私も条例提出するなど区議会でも給食費に関する議論はさかんにされていました。しかし、無償化後は給食に関する議論は議会でもほとんど聞かなくなりました。
しかし、子どもの成長を願う、保護者からは無償化よりもむしろ質の向上を訴える声が、私のもとには多く寄せられいますし、他区では無償化(給食費の税負担化)により、学校給食の質が低下したという問題も新聞等で報道されています。渡辺やすしはこの点に問題意識を抱き、令和6年第三回定例会でも、無償化後も給食費の質を向上していくよう、区長・教育長に訴え、一定の前向きな答弁を引き出しました。
予算特別委員会では、昨年の議会で教育長が約束した「給食の質を守るため、物価高騰に対して、適切に給食費の単価をあげていく」という言葉が予算の裏付けがなされているのかを確認しました。
まず、前提として令和6年度の23区の学校給食の1食当たりの単価(小学校低学年の場合。以下、基準値としてすべて小学校低学年の単価を基に議論します)の比較表をご覧ください。

こちらは公益財団法人東京都学校給食会が公表しているデータをもとに、中央区議会議員のほづみゆうき氏が作成したものです。こちらを見れば、新宿区が23区中第4位と上質な給食を提供していることがよくわかります。
ですが、昨今、物価高騰に適切に対応されているのかという視点が不可欠です。消費者物価指数総合指数をみると、令和7年1月で、前年同月比4.0%増。つまり、前年度より4%ものの値段があがっているため、同じ価格のままだと、給食の質は低下することになります。なので、物価高騰に比例して給食費をあげているかどうかが大切です。

予算特別委員会の質疑を通して、新宿区は令和7年度は316円と前年に比べ、5.3%給食単価をあげており、物価高騰分を上回る給食の質が令和7年度も担保されることが確認できました。この表を見れば、物価高騰が始まった令和4年から適切に給食費を新宿区があげていることは確認できます。
ただ、このような給食費の単価を上げていることが、適切に保護者に情報共有されていないことには問題意識を抱いています。
本年度は品川区が学校給食のオーガニック化を表明し、新聞やテレビでも大きく報道されました。それを受けて、私のもとには複数の保護者から「品川区は給食の質が高くなるのに、新宿区の給食の質がが低くて不安だ」という声が寄せられました。しかし、先ほどの表を見ればわかるように、品川区の給食単価は令和6年は280円と新宿区に比べ20円安く、報道では品川区は令和7年度から1食あたり12円あげるとされていますが、新宿区の16円より上げ幅は小さいです。
データー上、新宿区のほうが品川区より圧倒的に上質な学校給食を提供しているのに、発信の仕方の差によって、反対の感想を抱くという事態が発生しています。実際は高い質の給食を提供しているのだから問題がないという意見もありますが、日々の子育てに奮闘する保護者の方が、子どもに十分な給食を食べさせられていないのではないかと要らぬ不安を抱く事自体が大きな問題だと、渡辺やすしは考えます。
喫食単価や前年に比べた上昇幅などを適切に情報開示するよう、予算特別委員会では、求め、一定の前向きな返答を得ました。これからも渡辺やすしは新宿区の学校給食の質を高く保つために、活動していきます!
